〜 子どもたちのために 〜
わたしは様々な教育関係の仕事をしてきました。
企業塾である名進研、日能研の2つの進学塾
個人塾である春日井市と津島市の2つの補習塾
フランチャイズ塾であるスクールIEの個別指導塾
カナダの小学校とアメリカの小中高校
愛知県立の社会教育施設である愛知県青年の家
進学塾も補習塾も
集団指導塾も個別指導塾も
私教育も公教育も
日本でも海外でも
講師としても責任者としても
様々な立場で教育に携わらせて頂いた経験は貴重な財産となっています。
どんな立場で教育に携わっても、長所と短所がありました。
お子様にとってのメリットとデメリット
保護者の方々にとってのメリットとデメリット
塾にとってのメリットとデメリット
残念ながら、お子様にとってのデメリットを感じることも多く、お子様にとってのメリットをより多く盛り込んだガラパゴールを立ち上げたかったのです。
最も講師の指導力が整っているのは名進研でした。
しかし、現場の講師の方々がどのように熱意があったとしても、所得税法違反と公用文書毀棄罪で有罪となり、暴力団とも繋がりがあり、文部科学大臣に不正に献金していたひとが創業した名進研が組織全体としては営利目的・私利私欲のための塾であることは明確です。
さらに、有名中学に進学させるためだけの小学校の設立は、学校の予備校化の究極の形です。
学校法人として税金を払わずに塾をしたかったのでしょう。
所得税法違反をしたひとの考えそうなことです(笑)
日能研では、最後まで長所がみつけれませんでした。
長所を書けないので無数にある短所も書き記すのは差し控えます。
わたしは運よく、名進研では尊敬できる上司の下で講師をしましたが、企業塾には異動があり、校舎が変わればろくでもない上司の下で働かざるを得ません。
つまり、企業塾では教室によってその指導力の大きな差が存在します。
日能研では、いくつかの校舎で指導し、校舎ごとの雰囲気の違いは確実にありました。
しかし、その指導力や雰囲気は、企業塾である限りは異動により毎年変わってしまう可能性があります。
フランチャイズ塾では、大学生のアルバイト講師が中心です。
おにいさん・おねえさん感覚で個別に、親切に指導することが最大のメリットでしょう。
しかし、マンツーマンとうたいながら、1対2の指導だったり
講師の大学生のスケジュールによって半期ごとに担当する講師が変更されてしまうことも事実です。
また、フランチャイズ塾では、コンビニを開店するような感覚でオーナーが塾を開校することが少なくありません。
実際、とあるオーナーは、葬儀屋と塾とで迷って、塾の方が利益があがると思ったとおっしゃってました。
企業塾とフランチャイズ塾のほとんどにおいて夏期講習と冬期講習の前に、保護者面談があります。
しかし、あれは学力のための面談ではなく、講習のコマ数を多く入れさせるため、つまり、営業のための面談です。
お子様のための面談ではなく、塾の利益のための面談なんです。
アメリカでもっとも印象に残ったのは、その自由さでした。
わたしがいたインディアナ州では、中学3年生から日本の大学のような選択授業でした。
ですから、異なる学年が授業で同席するのが当たり前です。
また、受験勉強をガツガツやるという風潮はなく、卒業の直前まで高校3年生が部活動をしていました。
日本では、テスト前にだけ部活動を休止したり、受験学年で部活動引退が当たり前になってしまっています。
しかし、あのシステムは、一夜漬けを推奨しているようで、テスト前の期間以外は学ばなくていいという悪い風潮になっているように感じました。
日本の文武両道は言葉の響きはいいですが、実際は、まったく文武両道になっていない。
カナダの小学校では、地域と経済力による教育の格差を実感してきました。
東欧・東南アジアからきた移民の集まる学校とイギリス系・フランス系カナダ人の集まる学校の教育格差は天と地ほどの差がありました。
日本のように学校区などなく、どの小学校にも通うことができる自由があるにもかかわらず、このような格差ができている事実は、わたしにとっては驚きでした。
愛知県青年の家では、受験や学力からは離れて、家族向けのキャンプなどの野外活動を企画することにより、それまでとは違った視点から教育に関わりました。わたし自身も幅を広げることができました。
また、青年活動だけでなく、子ども会の活動も衰退している現実を知りました。
しかし、施設は充実しているのに、縦割り行政の壁に阻まれることでその施設をいかせてない公教育の限界を感じました。
また、教員を定年退職され、三河地区の管理教育に慣れきった同僚の横槍に苦労しました。
さらに、定年退職された方々に、仕事の依頼しても忘れられてしまうことが多すぎて、老化の恐ろしさを実感しました(笑)
また、教育などの社会貢献をすると公表しながら、実は、教育・社会貢献という名を利用して、県立の施設の収益を自分の利益に変えようとしている愛知県青年の家の管理団体とその経営者に敵意しか感じませんでした。
これらの経験で見てきたすべてのメリットをいかし、デメリットを消し去ることはできません。
しかし、お子様にとってのメリットを最大限いかせる形にしてガラパゴールを運営していきます。
できる限り、メリットとデメリットをあわせて書き記したつもりですが、誤解していただきないのは、立場はどんな立場であれ直接お子様を指導する先生・講師のほとんどが、熱意を持って指導しているという事実です。
その先生・講師を雇用したり、管理している立場のひとびとが自分達のメリットや保身のために、子ども達のメリットを減らしているのです。
わたしはフランチャイズのスクールIE(当時はIE一橋学院という名称でした)の新規開校する教室の責任者をさせていただきましたが、
わたしの方針を理解して、子ども達に指導してくれる講師に恵まれました。
愛知県青年の家では、大学生のボランティアがわたしの信念を理解してくれ、過酷な(笑)ボランティアの中で、子どもたちと接し、その家族と接し、いろいろと学んでくれました。
どちらでも、わたしはキツイ指示や要求を彼らにしてきたのですが、教育から離れるのではなく、彼らが今でも教育で活躍している話を聞くとうれしくて仕方がありません。
このガラパゴールとは別の形で、子どもたちのために活動を続けてくれると思うと心強い限りです。
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2015年03月05日
自己紹介にかえて E
posted by 五十嵐 at 21:43| 自己紹介にかえて