「てらこや ガラパゴール」の運営を開始する2014年までに、下記のように様々な形態の塾での勤務経験があります
その経験・立場から中高生の保護者の皆様にアドバイスできることがあります
そこで、今回から何回かにわけて、それぞれの塾の特徴をお話ししますので、塾選びの参考にしていただければ幸いです
指導形態 | ・集団指導塾 ・個別指導塾 |
経営形態 | ・企業塾 ・フランチャイズ塾 ・個人経営塾 |
指導方針 | ・予習型塾 ・復習型塾 |
学力レベル | ・進学塾 ・学習塾 ・補習塾 |
塾以外 | ・家庭教師 ・オンライン指導 |
※ 尚、ガラパゴールを上記の表にあてはめると、、、指導形態は集団指導と個別指導のハイブリッド、経営形態は個人経営塾、指導方針も高校生には予習をおすすめし、中学生には復習をおすすめするハイブリッド、学力レベルも多種多様なな学力のお子様を指導、となる中高生のための学びの場です
今回は、個別指導塾のメリットとデメリットに関して表にまとめました
大学生の頃に、企業が経営する個別指導に近い(正確には1対1の指導ではありませんでした)塾に勤務し、20代の頃には、個人経営の個別指導に近い塾に勤務した経験があります
また、30代でフランチャイズの個別指導塾で講師をし、教室長にもなりました
しかし、、、実は最も通ってはいけない塾、まったくおすすめできない塾と私は思っています(笑)
個別指導塾の講師で、指導のプロはいるんですかね?
過去に勤務したけれども印象の悪い塾の形態なので、個別指導塾の悪口を連ねるような表になってしまっていますが、、、(笑)
ちなみに、経営的にはほとんどの個別指導塾がフランチャイズです
※ あくまでも個別指導塾にはひどい教室が多い傾向があるということであり、みなさんが通われている・通おうかと検討されている個別指導塾が必ずしもひどい教室だとは限りません
尚、『よくある質問』にも「Q:個別指導塾とガラパゴールで迷っています。」の回答が掲載しておりますので、コチラもご覧ください
http://g-goal.com/faq/faq05.html#q04
個別指導塾のデメリット | |
× 素人の指導 | ●ほとんどが指導スキルのない学生のバイト講師 私自身も人材不足で採用試験がひどい成績だった講師も採用していました 国公立大学など学力レベルの高い大学を目指す高校生を指導できる講師は各教室にひとりいればいい方です ただ、少数ではありますが、熱意のある、ご自身の指導スキルを研鑽されている学生の講師もいらっしゃるのも事実です |
× 教室長もド素人 | ●教室長は営業職でほとんど指導経験がない ほとんどの教室長は入会・契約でのセールストークが上手く、講習でより多くの授業を「売る」方々です |
× 個別になっていない | ●実際には先生1名:生徒2名以上の場合も多い 生徒が複数でもバイト講師への時給は変わらないので生徒複数の方が塾の利益が多いのです |
× コストが高い | ●夏期講習、冬期講習、春期講習で授業数にあわせて膨大な費用がかかる 講習で(教室長に言われるがままに)増コマするとおぞましい額になる時があります |
× 質問ができない | ●授業がある日(曜日)以外は質問できない場合が多い 最近では自習スペースを設置する教室や質問に対応する講師はいる教室も増えています また、指導経験がある教室長がいる教室でしたら質問ができることもあります |
× 指導内容がひどい | ●ワークを演習するだけ 授業で、中学生ならばワークを演習するだけ、高校生ならば学校の課題を演習するだけが大半 講師はそれを見守り、問題があればアドバイスします ワークや課題しかしない勉強で成績はどこまで伸びますか? |
× 授業の大半は演習時間 | ●1コマのうち、少なくとも3分の1は問題演習しているだけの時間 授業の中で演習している時間が大半を占めており、解説が少ないので指導スキルがない講師でも授業のようなことができてしまうのです 講師がお子様に教科に関する指導(解説・説明)している時間は授業の半分にもなりません 解説をする時間が短いため、生徒を同時に2名以上指導できるのです また、個別指導では保護者の方々への指導報告書がある塾が多いですが、その報告書を書いている間は講師はお子様の隣に座ってはいますが、報告書を書くことに集中しており、お子様に向き合って指導している時間ではありません 報告書の作成に何分かかりますか? 実質的には、その時間だけお子様の授業時間が削られています あの報告書は「営業のためのツール」であり、お子様の指導にプラスになっていません |
個別指導塾のメリット | |
◎ 親しみやすい | ●ほとんどが大学生の講師なのでお兄さん・お姉さんの感覚 どう考えてもこれ以外のメリットが思いつきませんでした(笑) |
《結論》
・個別指導塾は基本的におすすめしない
・素晴らしい講師に巡り合えたなら運がいい
・ワークの演習や宿題や課題をこなすのだけでは「指導」とは言えず、お金を払う価値はうすい
《個別指導にむいているお子様》
(あえて、無理におすすめするのであれば、、、)
・学習習慣が(まったく)ないお子様
・宿題や課題をやらないお子様
・平均点を目標とする学力のお子様
・ひとりっこのお子様
※ このページはパソコンでご覧になられることを前提としておりますので(スマートフォンにあわせた表の作成が私にはできません・笑)、スマートフォンではレイアウトがずれ、読みづらい形になっております
《ガラパゴールと個別指導塾の比較》 | ||
比較内容 | 個別指導塾 | てらこや ガラパゴール |
指導力 | × 素人 | ◎ プロ |
指導経験 | △ 経験の浅い学生中心 | ◎ 経験豊かなプロ |
親しみやすさ | ◎ 若い大学生なので良い | △ 親しみやすさで若い学生には勝てません(笑) ・親しみやすさ・やさしさだけでなく厳しく接することもやさしさの一部であり、指導に不可欠なものと考えて接しています |
指導内容 | △ ワークの演習と宿題&課題中心 | ○ お子様の学力や意志に沿った指導 ・ワークの演習や宿題&課題だけでは良くて平均点 ○ 演習だけでなく、考え方・要点の説明・解法の解説を重視 |
教材 | × ほぼ市販のワークのみ ・高額な教材費の教室もあり注意が必要 | ◎ オリジナル教材も充実 ○ 多様な市販の教材は本棚にあり ○ 教材費はなし |
個別指導 | △ マンツーマンではないことがある ・入会前に要確認 ・マンツーマンは別料金の教室多数あり | ○ 何度でもできる質問は常に1対1で指導 |
保護者面談・進路相談 | △ 定期的にあり 講習前に営業のため ○ 必要があるときにもあり ・教科担当講師ではなく、営業職が担当 | ○ 必要があるときだけに行います ※ガラパゴールが考える保護者面談に関してはコチラ |
費用 | 1回60〜90分の授業で 3,500〜4500円程度 月4回(週1回)の授業で 14,000〜18,000円程度 +教材費+講習費用(青天井)+更新費 × 年間で考えると圧倒的に高くなる | 《自習のみ》 月何度、何時間自習をしても 1,980〜2,640円 《質問あり》 月168時間(週37時間)いつでも自習&何度でも質問できて 7040円〜19,800円 +年度更新費:8,250円 教材費・講習費等の追加費用は一切なし (ただし、中3の夏以降の全県模試費用のみ別途3,700円) ◎ 高3生でも年間で20万円程度 ※ガラパゴールが考える塾の適正価格に関してはコチラ |
コストパフォーマンス | × 素人÷高額でコスパに疑問符 | ○ プロ÷適正価格=コスパ最強と考えていますが、本当に安く、質がよいか皆様がご判断ください |