ガラパブログ

2021年05月30日

個別指導塾の特徴


「てらこや ガラパゴール」の運営を開始する2014年までに、下記のように様々な形態の塾での勤務経験があります
その経験・立場から中高生の保護者の皆様にアドバイスできることがあります
そこで、今回から何回かにわけて、それぞれの塾の特徴をお話ししますので、塾選びの参考にしていただければ幸いです

指導形態・集団指導塾
・個別指導塾
経営形態・企業塾
・フランチャイズ塾
・個人経営塾
指導方針・予習型塾
・復習型塾
学力レベル・進学塾
・学習塾
・補習塾
塾以外・家庭教師
・オンライン指導


※ 尚、ガラパゴールを上記の表にあてはめると、、、指導形態は集団指導と個別指導のハイブリッド、経営形態は個人経営塾、指導方針も高校生には予習をおすすめし、中学生には復習をおすすめするハイブリッド、学力レベルも多種多様なな学力のお子様を指導、となる中高生のための学びの場です

今回は、個別指導塾のメリットとデメリットに関して表にまとめました

大学生の頃に、企業が経営する個別指導に近い(正確には1対1の指導ではありませんでした)塾に勤務し、20代の頃には、個人経営の個別指導に近い塾に勤務した経験があります
また、30代でフランチャイズの個別指導塾で講師をし、教室長にもなりました

しかし、、、実は最も通ってはいけない塾まったくおすすめできない塾と私は思っています(笑)

個別指導塾の講師で、指導のプロはいるんですかね?
過去に勤務したけれども印象の悪い塾の形態なので、個別指導塾の悪口を連ねるような表になってしまっていますが、、、(笑)

ちなみに、経営的にはほとんどの個別指導塾がフランチャイズです

※ あくまでも個別指導塾にはひどい教室が多い傾向があるということであり、みなさんが通われている・通おうかと検討されている個別指導塾が必ずしもひどい教室だとは限りません

尚、『よくある質問』にも「Q:個別指導塾とガラパゴールで迷っています。」の回答が掲載しておりますので、コチラもご覧ください
http://g-goal.com/faq/faq05.html#q04




個別指導塾のデメリット

× 素人の指導●ほとんどが指導スキルのない学生のバイト講師
私自身も人材不足で採用試験がひどい成績だった講師も採用していました
国公立大学など学力レベルの高い大学を目指す高校生を指導できる講師は各教室にひとりいればいい方です
ただ、少数ではありますが、熱意のある、ご自身の指導スキルを研鑽されている学生の講師もいらっしゃるのも事実です
× 教室長もド素人●教室長は営業職でほとんど指導経験がない
ほとんどの教室長は入会・契約でのセールストークが上手く、講習でより多くの授業を「売る」方々です
× 個別になっていない●実際には先生1名:生徒2名以上の場合も多い
生徒が複数でもバイト講師への時給は変わらないので生徒複数の方が塾の利益が多いのです
× コストが高い●夏期講習、冬期講習、春期講習で授業数にあわせて膨大な費用がかかる
講習で(教室長に言われるがままに)増コマするとおぞましい額になる時があります
× 質問ができない●授業がある日(曜日)以外は質問できない場合が多い
最近では自習スペースを設置する教室や質問に対応する講師はいる教室も増えています
また、指導経験がある教室長がいる教室でしたら質問ができることもあります
× 指導内容がひどい●ワークを演習するだけ
授業で、中学生ならばワークを演習するだけ、高校生ならば学校の課題を演習するだけが大半
講師はそれを見守り、問題があればアドバイスします
ワークや課題しかしない勉強で成績はどこまで伸びますか?
× 授業の大半は演習時間●1コマのうち、少なくとも3分の1は問題演習しているだけの時間
授業の中で演習している時間が大半を占めており、解説が少ないので指導スキルがない講師でも授業のようなことができてしまうのです
講師がお子様に教科に関する指導(解説・説明)している時間は授業の半分にもなりません
解説をする時間が短いため、生徒を同時に2名以上指導できるのです

また、個別指導では保護者の方々への指導報告書がある塾が多いですが、その報告書を書いている間は講師はお子様の隣に座ってはいますが、報告書を書くことに集中しており、お子様に向き合って指導している時間ではありません
報告書の作成に何分かかりますか?
実質的には、その時間だけお子様の授業時間が削られています
あの報告書は「営業のためのツール」であり、お子様の指導にプラスになっていません

個別指導塾のメリット

◎ 親しみやすい●ほとんどが大学生の講師なのでお兄さん・お姉さんの感覚
どう考えてもこれ以外のメリットが思いつきませんでした(笑)


《結論》
・個別指導塾は基本的におすすめしない
・素晴らしい講師に巡り合えたなら運がいい
・ワークの演習や宿題や課題をこなすのだけでは「指導」とは言えず、お金を払う価値はうすい

《個別指導にむいているお子様》
あえて、無理におすすめするのであれば、、、)
・学習習慣が(まったく)ないお子様
・宿題や課題をやらないお子様
・平均点を目標とする学力のお子様
・ひとりっこのお子様

※ このページはパソコンでご覧になられることを前提としておりますので(スマートフォンにあわせた表の作成が私にはできません・笑)、スマートフォンではレイアウトがずれ、読みづらい形になっております


《ガラパゴールと個別指導塾の比較》

比較内容個別指導塾てらこや ガラパゴール
指導力× 素人◎ プロ
指導経験△ 経験の浅い学生中心◎ 経験豊かなプロ
親しみやすさ◎ 若い大学生なので良い△ 親しみやすさで若い学生には勝てません(笑)
・親しみやすさ・やさしさだけでなく厳しく接することもやさしさの一部であり、指導に不可欠なものと考えて接しています
指導内容△ ワークの演習と宿題&課題中心○ お子様の学力や意志に沿った指導
・ワークの演習や宿題&課題だけでは良くて平均点
○ 演習だけでなく、考え方要点の説明解法の解説を重視
教材× ほぼ市販のワークのみ
・高額な教材費の教室もあり注意が必要
◎ オリジナル教材も充実
○ 多様な市販の教材は本棚にあり
○ 教材費はなし
個別指導△ マンツーマンではないことがある
・入会前に要確認
・マンツーマンは別料金の教室多数あり
○ 何度でもできる質問は常に1対1で指導
保護者面談・進路相談△ 定期的にあり
講習前に営業のため

○ 必要があるときにもあり
・教科担当講師ではなく、営業職が担当
○ 必要があるときだけに行います

※ガラパゴールが考える保護者面談に関してはコチラ
費用1回60〜90分の授業で
3,500〜4500円程度

月4回(週1回)の授業で
14,000〜18,000円程度

+教材費+講習費用(青天井)+更新費

× 年間で考えると圧倒的に高くなる
《自習のみ》
月何度、何時間自習をしても
1,980〜2,640円

《質問あり》
月168時間(週37時間)いつでも自習&何度でも質問できて
7040円〜19,800円
+年度更新費:8,250円
教材費・講習費等の追加費用は一切なし
(ただし、中3の夏以降の全県模試費用のみ別途3,700円)

◎ 高3生でも年間で20万円程度

※ガラパゴールが考える塾の適正価格に関してはコチラ
コストパフォーマンス× 素人÷高額でコスパに疑問符 プロ÷適正価格=コスパ最強と考えていますが、本当に安く、質がよいか皆様がご判断ください







posted by 五十嵐 at 15:47| 塾選びの参考に

2021年04月25日

オンライン指導 質問の手順


【シンプルな質問の手順】 3ステップ♪

0.事前準備【(図表のある)問題に関して質問する場合】img_step_01.png
◎ スマホで問題の写真を撮り、
◎ ガラパゴールの印刷専用アドレスにメールを送信


※円滑なオンライン指導をするために、ビデオ通話で図・表・グラフ・長文問題を見せたり、問題文をお子様に読んでいただくような手間を省くための事前準備です

※ ガラパゴールで自動的に印刷されるため、このメール送信は開校時間前や休校日でも可能です



1.質問の意志表示
img_step_02.png
◎ ご自宅の端末の『スカイプ』から
◎ 「質問したい」とガラパゴールにメッセージを送信



2.質問指導
img_step_03.png
  A.順番待ちがある場合
    「〇人待ちです」と回答があり、自習をしながら順番を待ってください
◎ 順番が来たら、ガラパゴールからビデオ通話がきます


  B.順番待ちがない場合
◎ ガラパゴールからビデオ通話がきます

※質問できる時間や回数の制限はないため、質問が長引くこともあるため、待ち時間の長さは予想できません
※土日は比較的すいていますが
※定期テスト期間などの名東高針台本校が混雑している場合に30分以上お待ちいただく可能性もあります





posted by 五十嵐 at 20:28| オンライン指導

2021年02月20日

報酬を与えて勉強させるのは大きな間違いです

保護者の皆様に配布している『2020年2月のガラパコラム』をこちらにも掲載いたします
ご褒美という安直な方法で勉強・学習をさせようとするときの落とし穴に関して、ぜひご覧ください

子育てや教育の知識もなく、明確な意図もないままだと、誤った手法でお子様を育ててしまう可能性があります。この手法は最もダメと感じるのはごほうび、つまり、報酬を与える手法(あえて「与え方」と表記しています)です。報酬の与え方を的確にできないとその報酬はほぼ無意味になります。報酬が無駄になるだけならまだましなのですが、実際にはもっとひどい悪循環になっていることが多いです。

私が中学1、2年のとき、1時間勉強をしたら、30分ゲームをしてもいいという報酬を与えられていました。この報酬の与え方は完全に間違っています。また、高校に合格したら予算の範囲内でひとつ好きなものを買ってよいという報酬がありました。こちらの報酬の与え方はまだましです。
前者と後者の違いは、『結果』に対して報酬を与えているのかどうかです。この違いは本当に大きな差となります。

勉強を1時間しても成績が伸びない可能性はあります。それでも私は報酬が貰えました。こんな報酬を与えてもなんの結果もでませんでした。当然です。当時の私の頭には「成績をあげる」という目的は一切ありませんでした。『最終目標』はゲームをすることだったからです。勉強するフリを何時間したかわかりません。それでも報酬は貰えるからです。そして、勉強している(ふりをしている)たった1時間で何度時計を見ていたかわかりません。効果のある勉強をすることよりも、成績をあげることよりも、60分経つことが重要だったからです。つまり、結果を出したのではなく、結果を出すことにつながる(かもしれない)行動だけで報酬を与えるのは間違っています。保護者の方々としては「結果を出すこと」が目的なのに、ほとんどの子どもたちは「報酬がもらえること」を目的にします。

以前もこのコラムで書きましたが、サッカーでシュート100本打つ、野球でボールを100回投げる、など数さえこなせば終わりという練習も間違っていますし、それに対して報酬を与えるのは大間違いです。サッカーで右隅にシュートを打ち、『ゴールを20点決める』、野球でアウトコース低めに納得できる球で『ストライクを20回とる』など、できるだけ具体的な内容まで決めて練習しているひとに勝てません。目的意識を持っているのかどうかが成長に大きく影響するのです。

漢字を10回書くような宿題もムダだらけです。漢字を覚えることを目的にせず、短い時間で多くの漢字を書くことを目的にしてしまい、汚い字で書くのが目に見えています。ですから、覚えることを目的としていることがわかるような、意図を明確にした宿題にしなければいけません。『漢字を覚えるまで好きなだけ書きなさい』が正しい宿題です。これならば、覚えている漢字は書く必要はないので無駄な時間も省けます。ただ私ならば「覚えている漢字がならば、何度も書く必要はないのが、きれいに書けるように練習しなさい」と付け加えると思います。かつてある高校で英単語を20回書きなさいというプリントを課題と出していたので「こんなムダな作業となるだけの内容のない課題を出すな!」と学校にクレームしてやろうかと思ったこともあります(笑)

もし、保護者の方々でお子様と報酬を与えるような約束があるのでしたら、その約束を見直してみてください。目的を確認し、意図を明確にし、結果に対して報酬を与えてください。

さて、報酬を「与える」というあまりいい印象を与えない表現にこだわって書いてきたのかをご説明します。たとえ、結果に対して報酬を与えるスタイルだとしても、その手法では人間を育てないが私の教育理念です。報酬は人間ではなく動物を育てるための手法です。これは結果→報酬の順がいつしか、報酬があるから行動し、結果を出すというように順序が逆転します。このような形になっているように感じるのは動物のショーです。イルカショー、アシカショー、さるまわし、犬の芸などなど。動物を育てたい・しつけたいのであればこのように報酬を与えるという最善策なのかもしれませんが、私は人間を育てたいので報酬という『餌を与えて行動を促す』という手法はとりません。いつしか、報酬を催促したり、報酬をもらえなければ行動しなくなったり、全力を尽くさなくても報酬をもらえるのであれば手を抜いたり、怠けるからです。ですから、結果に対して報酬を与えることは子育てや教育ではそもそもやるべきではないと考え、ガラパゴールではそのような形はおすすめしませんし、実践しておりません。

私は高校入学後にまったく勉強をしなくなりました。理由は明白で勉強に対して報酬がなくなったからです。

(もちろん、労働などに応じた対価を得るのは当然ですが)長い年月を経て、報酬を「いただく」ことだけでなく、やりがいがあったり、達成感を得られたり、モチベーションがあがるようなことをより多く経験することが、自分の人生を豊かにすると気づきました。今では報酬を与える・与えられた時にしか喜びを感じられない人生はもったいないと思っています。

与えられた報酬にしか喜びを感じないような「動物」を育てたくありません。ですから、報酬ではなく、達成感やできる喜びを体験していただくことで、いわば多種多様な感情を抱くことを経験していただくことで「ひと」を育てたいと試行錯誤しております。



posted by 五十嵐 at 18:14| ガラパゴールのこだわり

2021年02月08日

外装工事中

現在、建物の外装工事を行っておりますが、ガラパゴールは普段通り開校しています
自習も質問もできますし、もちろん、授業も行っております

2月中旬からはこれまでのように自動ドアから入るのではなく、ガラパ生のための玄関が新設されます
その玄関から入っていただきますので、間違って自動ドアから入らないように気を付けてください

尚、この工事は、2021年3月下旬までの予定です

(変色してしまっていた看板も付け替えられます)

posted by 五十嵐 at 18:10| 日記

2020年06月17日

今の学力に関係なく指導いたします

これまで、本当に様々な学力のお子様がガラパゴールを利用して学んできました。

ガラパゴールは「本気で学びたい」という気持ちを抱いたお子様であれば、どんな学力の方でも利用できます。
みなさんにそのことをわかっていただけるようにするにはどうすればいいかと考えた結果、どのような高校に在籍する生徒がガラパゴールを利用しているのかを最後に列記して紹介しようと思います。

在籍高校の一覧を見ていただければ、本当に様々な(学力の)高校に在籍するお子様がガラパゴールを利用してきたことがわかると思います。

ガラパゴールには学力を試す、入塾テストのようなものはありません。
ガラパゴールを有効に活用できるかどうかは、あなたの学力ではなく、あなたの意志で決まるからです。

あなたの今の学力は関係ありません。
あなたがどんな学力でも、あなたに意志があるのであれば、ガラパゴールはあなたを全力でサポートします。


以下のようなキーワードがあてはまるのであれば、今の成績がはどんなに高くても、どんなに低くても、ガラパゴールを利用できます。
ただし、自分の意志ではなく、両親にガラパゴールに行けと言われる方は来ない方がいいです。

「学びたい」という「気持ち」
「スポーツとの両立してやる」という「やる気」
「成績を伸ばしたい」という「意欲」
「志望校に合格したい」という「向上心」
「夢」を叶えたいという「願い」
「勉強しなければ」という「焦り」
「このままではいけない」という「不安」
「わからない」という「もどかしさ」
「もっと知りたい」という「好奇心」
「ライバルに勝ちたい」という「闘争心」
「視野を広げたい」という「探求心」
「受験生」としての「自覚」


【指導実績】以下の学校に在籍するお子様を指導
≪公立高校≫(五十音順)
愛知総合工科高校・旭丘高校・菊里高校・昭和高校・瀬戸西高校・千種高校・天白高校・東郷高校・長久手高校・日進西高校・名東高校 など

≪私立高校≫(五十音順)
愛工大名電高校・愛知高校・栄徳高校・桜花学園高校・聖霊高校・中京大中京高校・東海高校・東海学園高校・東邦高校 など

≪三河地区=オンライン指導≫
岡崎高校・刈谷高校

参考までに中学校も列記します
≪公立中学≫
名古屋市内:高針台中学・神丘中学・上社中学・牧の池中学、守山東中学
名古屋市外:長久手北中学・日進北中学・安城北中学・大府中学

≪私立中学≫
愛知中学・金城学院中学・聖霊中学・名古屋国際中学 など


以上は、あくまでも在籍している中学・高校ですのでガラパゴールの合格実績ではありません。

以前、このブログにも書きましたし、「よくある質問」のページにも記載してありますように、ガラパゴールではお子様の合格実績を公表しておりません。
「合格実績を公表しないからこそ、よりよい教育ができる」と確信しています。

なぜ、公表しないかはよくある質問のページにも詳しく記載してありますのでご覧ください。
http://g-goal.com/faq/faq05.html#q03

公表しない主な理由は『生徒を商売の道具として扱わない』です。
また、もし合格実績を公表することになると、少しでも高い学力の高校・大学に合格させるために、「親切な進路相談」ではなくなり、『合格実績を出すための強引な進路指導』になってしまうからです。

例えば、無理に学力の高い高校には進学してしまうとその高校では思うように評定がとれず、指定校推薦・AO入試などで大学に進学する選択肢を捨てることになりかねません

本当に情けないことに、愛知県内の多くの私立高校は合格実績を増やすために(特に国公立大学の合格実績を増やすために)『強引な進路指導』をし続けています。
国公立大学の合格者を増やすために、強引な進路指導をした結果、本州にある国公立大学の合格者数よりも、北海道・四国・九州の国公立大学の合格者数の方が多い私立高校さえあります。
これは、高校入試の際に、どの高校に進学するか判断する際に、多くの方々が「その高校の(国公立)大学の合格実績」を参考にして決めてしまっているから、こうなっているのです。

学力だけで志望校を決定するのではなく、お子様に適した学校に合格・進学して、そこで充実した学生生活を送って欲しいという強い想いから、ガラパゴールは今後も合格実績を公表いたしません。




posted by 五十嵐 at 19:01| ガラパゴールのこだわり
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