頻度としては高くはありませんが、中学受験で志望校に合格できなかった(合格できそうにない)お子様に関する相談に対応することがあります。
しかし、その経緯を詳しくお聞きすると、中学受験の際の塾選びで完全に間違えていることがほとんどです。
小学校の授業の予習・復習しか教えていない塾にしか通っていなかったということが何度もありました。
そんな塾のほとんどが個別指導塾でした。
中学受験の経験もない大学生のアルバイトと教科指導ができない無責任な教室長が、中学受験のことをもろくに調べもせず、受験指導(をしているフリ)をしていたわけです。
中学受験は小学校の授業で習わないことを問われる受験です。
そのような対策では私立中学で絶対に合格できないと言っても過言ではありません。
大雑把に結論を言ってしまえば、中学受験に完全に対応している中学受験「専門」塾ような塾に通う必要があるのです。
私は中学受験専門塾で講師をしていたこともあり中学受験のレベルやご家族に与える負担など様々なことを実体験をして知っています。
また、算数と理科の教科指導にも自信があります。
しかし、ガラパゴールもその中学受験に完全対応している塾ではありません。
ガラパゴールには、中学受験をする小学生も通えますが、基本的には算数と理科しか指導しないからです。
他の科目は「プロ」に指導してもらう必要があるため、完全対応しているとは言えません。
プロでない講師、プロでない家庭教師に習って中学受験には合格できませんので、皆様もご注意ください。
(尚、中学受験自体をおすすめするつもりはまったくありません。逆に中学受験はお子様だけでなくご家族への負担も大きく、大きなリスクを伴うので私はどちらかと言えば否定派です。)
10年ほど前は、私も個別指導塾に勤務し、教室長をしていました。
しかし、個別指導塾はフランチャイズが多く、教室長・塾長の多くは教科指導のできないただの「営業マン」です。
私にはオーナーがいましたが、オーナーもまったく別の分野で仕事をされていた方でしたが、必死に教育業界を知ろうとしている方でしたので商売に徹してやらなくてもいいと思い、そのオーナーの下で教室長となりました。
(ちなみに、500校近くあるフランチャイズの個別指導塾でしたが、私が教室長になった1年目の合格実績でいかに他の教室がひどいのかわかりました。全国のどこの教室よりも偏差値の高い大学に合格したのはうちの校の生徒。愛知県の三河地区の教室の中で最も偏差値の高い高校に合格したのは私も指導したオーナーの教室の生徒。愛知県の中で最も偏差値が高い私立中学に合格したのはうちの教室の生徒。中高大すべての合格実績のトップが開校1年目の私たちの生徒が出した結果だったからです。この結果は、他の個別指導塾がまったく受験対策(≒教育)ができていないのかが本当によくわかるものでした。)
しかし、教育をやるのではなく、商売だけをしたい個別指導塾のオーナーや教室長は、中学受験のことを何にも知らないまま商売として、根拠もなく「指導します」「合格させます」などと営業トークをして入会させてしまうのでしょう。
個別指導塾の多くは無責任で指導力が低い学生アルバイト講師がいるだけでなく、無責任だけどトークは巧妙な営業マンの教室長がいることが多いのでご注意ください。
ちなみに、そのフランチャイズの個別指導塾の教室長になるための研修として、1週間の合宿に参加したことがありました。
研修合宿では、教科指導や進路相談などは一切学ばず、営業トーク・セールストークと契約に関してしか学んでいません。
1週間のほとんどはいかに入会されるのかという営業トークの研修でした。
また、その合宿の参加者には「葬儀屋と塾で迷ったけど、こっち(個別指導塾)の方が儲かるからこっちにした」と発言していた個別指導塾のオーナー兼教室長がいらっしゃったことをお伝えしておきます。
最後に、研修合宿でのフランチャイズ本部の社長の言葉をご紹介します。
個別指導塾の核心を示している言葉です。
『これまでに塾の講師をした経験がある方、つぶれてしまうので注意してください。これは教育ではありません、ビジネスです。』
タグ:メッセージ ガラパゴールのこだわり