ガラパブログ

2019年05月12日

私立中学受験に関するよくある間違い

【他の形態の塾を批難するような文章になっておりますが、同じような被害にあってしまうお子様・ご家族を減らす目的のため、私が体験した事実をありのままに書きます】

頻度としては高くはありませんが、中学受験で志望校に合格できなかった(合格できそうにない)お子様に関する相談に対応することがあります。


しかし、その経緯を詳しくお聞きすると、中学受験の際の塾選びで完全に間違えていることがほとんどです。

小学校の授業の予習・復習しか教えていない塾にしか通っていなかったということが何度もありました。
そんな塾のほとんどが個別指導塾でした。

中学受験の経験もない大学生のアルバイトと教科指導ができない無責任な教室長が、中学受験のことをもろくに調べもせず、受験指導(をしているフリ)をしていたわけです。

中学受験は小学校の授業で習わないことを問われる受験です。
そのような対策では私立中学で絶対に合格できないと言っても過言ではありません。

大雑把に結論を言ってしまえば、中学受験に完全に対応している中学受験「専門」塾ような塾に通う必要があるのです。

私は中学受験専門塾で講師をしていたこともあり中学受験のレベルやご家族に与える負担など様々なことを実体験をして知っています。
また、算数と理科の教科指導にも自信があります。
しかし、ガラパゴールもその中学受験に完全対応している塾ではありません。
ガラパゴールには、中学受験をする小学生も通えますが、基本的には算数と理科しか指導しないからです。
他の科目は「プロ」に指導してもらう必要があるため、完全対応しているとは言えません。

プロでない講師、プロでない家庭教師に習って中学受験には合格できませんので、皆様もご注意ください。

(尚、中学受験自体をおすすめするつもりはまったくありません。逆に中学受験はお子様だけでなくご家族への負担も大きく、大きなリスクを伴うので私はどちらかと言えば否定派です。)


10年ほど前は、私も個別指導塾に勤務し、教室長をしていました。
しかし、個別指導塾はフランチャイズが多く、教室長・塾長の多くは教科指導のできないただの「営業マン」です。
私にはオーナーがいましたが、オーナーもまったく別の分野で仕事をされていた方でしたが、必死に教育業界を知ろうとしている方でしたので商売に徹してやらなくてもいいと思い、そのオーナーの下で教室長となりました。

(ちなみに、500校近くあるフランチャイズの個別指導塾でしたが、私が教室長になった1年目の合格実績でいかに他の教室がひどいのかわかりました。全国のどこの教室よりも偏差値の高い大学に合格したのはうちの校の生徒。愛知県の三河地区の教室の中で最も偏差値の高い高校に合格したのは私も指導したオーナーの教室の生徒。愛知県の中で最も偏差値が高い私立中学に合格したのはうちの教室の生徒。中高大すべての合格実績のトップが開校1年目の私たちの生徒が出した結果だったからです。この結果は、他の個別指導塾がまったく受験対策(≒教育)ができていないのかが本当によくわかるものでした。

しかし、教育をやるのではなく、商売だけをしたい個別指導塾のオーナーや教室長は、中学受験のことを何にも知らないまま商売として、根拠もなく「指導します」「合格させます」などと営業トークをして入会させてしまうのでしょう。

個別指導塾の多くは無責任で指導力が低い学生アルバイト講師がいるだけでなく、無責任だけどトークは巧妙な営業マンの教室長がいることが多いのでご注意ください。


ちなみに、そのフランチャイズの個別指導塾の教室長になるための研修として、1週間の合宿に参加したことがありました。
研修合宿では、教科指導や進路相談などは一切学ばず、営業トーク・セールストークと契約に関してしか学んでいません。
1週間のほとんどはいかに入会されるのかという営業トークの研修でした。

また、その合宿の参加者には「葬儀屋と塾で迷ったけど、こっち(個別指導塾)の方が儲かるからこっちにした」と発言していた個別指導塾のオーナー兼教室長がいらっしゃったことをお伝えしておきます。

最後に、研修合宿でのフランチャイズ本部の社長の言葉をご紹介します。



個別指導塾の核心を示している言葉です。

『これまでに塾の講師をした経験がある方、つぶれてしまうので注意してください。これは教育ではありません、ビジネスです。

posted by 五十嵐 at 17:00| その他

2018年11月29日

折込チラシ

2018年の冬に折り込んでいるチラシです。
(画像をクリックすることで拡大できます。)


【表】
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【裏】
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PDFでご覧になる場合はコチラ
201812-B4.pdf



posted by 五十嵐 at 21:05| 日記

2018年11月25日

「0期生の卒業」&「5期生の募集を開始」

5期生(2019年度入会)の募集を開始しました。

受験生の数が多く、つらいので(笑)、ここ数年PR活動をサボっておりましたが、来年度は今までより空きが多い状態になったのでガラパゴールの開校した当時のように本格的にPR活動を再開します。

現在、新高校2年生、3年生はまもなく定員となりますが、それ以外の学年には余裕があります。

来春で、プレオープンの時点からガラパゴールに在籍したすべてのお子様が卒業します。

わたしのサポートなど一切必要とせず合格したお子様もいました。
不安な点だけを質問したり、自分の理解の仕方が正しいのかを確認するだけで学力を伸ばしたお子様もいました。
教科の指導よりも、悩みやストレス発散に重点を置いたお子様もいました。
楽観的なわたしでも不安になるほど超楽観的なお子様もいました。
合格するのは確実なのに、受験しないと超悲観的な発言しかしないお子様もいました。
わたしの力が及ばず、第1志望校に合格できなかったお子様や、途中で退会してしまったお子様も当然います。

長いようであっという間のようなこれまでの時間を振り返ると、様々な想いを抱きます。


高校入試の時点で、なにがなんでも学力レベルの高い高校へ進学させるような強引な進路「誘導」はガラパゴールではしていません。そのため、プレオープンから在籍している高3生は、高校3年間、しっかりと高い評定をとることができており、指定校推薦で大学に入学する予定です。(まだ、合格発表が終わってないお子様もいますが)

今年の高3生は、7割以上のお子様が指定校推薦ですので、一般学力試験で大学入試を控えるお子様は少数派になっています。

ガラパゴールでは、高校入試で燃え尽きさせるような指導はしないよう工夫をしています。だからこそ、指定校推薦で大学に合格するお子様が多いのです。なにがなんでも偏差値が高い高校へ進学したい(させたい)のであれば、ガラパゴールに入会されることをおススメしません。

お問い合わせをいただいた際に、最近はほとんど聞かれることはなくなりましたが、合格実績を公表しないのも、「強引な進路誘導をしないため」「高校入試での燃え尽きを避けるため」「高校で評定をとって指定校で合格する選択肢を残すため」なのです。

合格実績を公表するようにしてしまったら、合格実績をより良くするために強引な進路誘導をしてしまうことになります。
その強引な誘導により、無謀な高校へ志望し、合格率の低い高校入試になるため、必要以上に必死になることも少なくなく、高校入試後に燃え尽きてしまう可能性が高くなってしまいます。
燃え尽きてしまったり、学力レベルの高い高校に入学すると評定は思うようにとれず、指定校推薦やAO入試で大学に合格という選択肢は選べなくなってしまいます。

わたしは指定校推薦が一般学力試験より簡単だとは思っていません。指定校推薦は高校3年間コツコツ継続した努力・学んだという成果であり、推薦ももらえなかった(もらわなかった)お子様より1,2年の時にしっかりと学んでいたのですから。

しかし、指定校推薦・AO入試・一般学力入試の中から、最も志望校に合格しやすい形式を選ぶことができることができる状態にしたいのなら、1年のときから評定を意識して学んだ方がいいよと常々ガラパ生にお伝えしてきました。
そして、1年生の段階で毎回テストで苦手な科目も含めて学ぶのはつらい、受験科目をしっかりと学んで学力試験で行くと決意した少数派のお子様が学力試験を控えています。そして、多数派のお子様は1年の時から指定校推薦を見据えてテストで苦手な科目もしっかりと評定をとり、指定校推薦を手に入れました。

繰り返しますが、どちらがいいとか、どちらが楽とか、どちらが簡単とかはありません。お子様の性格だったり、高校と志望大学・志望学部の推薦枠の関係だったり、苦手科目の有無などから判断して、これが最善だろうと自分で決めて大学合格を目指してきた結果です。

話はそれてしまいましたが、お子様が行きたい高校・行きたい大学より偏差値の高い学校を受験しなさいという進路誘導はしません。しかし、それ以上に大切な高校生活の充実、充実した上に行きたい大学に合格できたらいいなっと本気で思っているお子様・保護者の方々はぜひガラパゴールへお越しください。

わたしも本気でサポートいたします。



posted by 五十嵐 at 15:50| 定員情報

2018年06月03日

日進香久山自習室を開校

2014年7月1日に『てらこや ガラパゴール』が誕生してから4年が経ちました。

その間に『多くの子どもたちに、公平に学びの機会を提供する』という想いを強くする機会が多くありました。
(これに関して書き出すとアツく、長すぎる投稿になるので省略します)

その想いは、怒りに近いもので、「オレが、自分でやるしかない」と思うようになりました。

そこで、2018年7月1日に日進香久山に自習室を開校します。

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保育園・学童と共存している名東高針本校ではなかなかできないことが実現できた部分もあります。
(逆に、日進香久山自習室では実現できない部分もありますが)
例えば、夏休みなどは午前中から自習が可能になるなど自習可能時間帯が増えています。

平日は、16時から、土日祝日と春夏冬休み中は8時から自習ができます。
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質問ができる時間帯は名東高針台本校と同じです。
平日は18時から、土日祝日は13時から可能です。
ただ、わたしは基本的に名東高針台本校におりますので、質問をスカイプなどのネットテレビ電話を通じてしていただきます。
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ただし、日進市香久山自習室は香久山3丁目にありますが、住宅の一部を自習室として開放しておりますので、細かな所在地は教室見学等のご予約の際にお伝えいたします。
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現在、開校にむけて、自習室で準備が着々と進んでいます。
ウォーターサーバーはすでに設置されました。
まもなくエアコンも設置され、来週中には段ボール数箱分の教材が本棚に並びます。

7月1日より、教室見学をしていただるようになります。
そこで、6月末までに教室見学のご予約のご連絡をしていただいた方で仮入会をご希望された場合、には仮入会期間を夏休み終了まで延長いたします。(通常、仮入会期間は1か月です)

ただし、ご注意ください。お子様の意志がないまま、保護者の方に強引に連れてこられても、ガラパゴールはほぼお役に立てません。お子様自身に「学びたい」「学ばなくてはいけない」といった意志・意識が芽生えた時にお越しください。
posted by 五十嵐 at 14:28| 日記

2018年04月14日

ガラパゴールにある教材の一覧とおすすめの高校生用教材

先日、ガラパゴールの教材を整理したところ、書店で購入できる市販の教材だけでも600冊近くあることがわかりました。

「こんなにあるならば、これだけでガラパゴールの良さをアピールできるじゃないか!(笑)」と思ったわたしは書籍管理アプリを探し、以下のサイトでその教材の一覧を公開しています。

てらこや ガラパゴールの本棚
https://booklog.jp/users/galapagoal


(ちなみに、市販されている教材のほとんどが高校生用の教材です。中学生用の教材の多くは市販されていない教材会社が開発したものであり、このサイトには掲載できません。そんな掲載できない教材も300冊以上あります。また、ガラパゴールのオリジナルプリントは「無数に」あります。例えば、リクエストコースの中3生なら誰もが嫌がる各単元の「エンドレステスト」だけで200枚はこえるでしょう・笑)

せっかくですから、ガラパゴールにある市販されている教材の中で特におすすめする参考書を紹介します。
ガラパゴールに通えない地区に住んでいらっしゃる方も参考にしていただければと思います。
(ただ、そんな方がこのブログを読む可能性は低いと思いますが・・・)

語学春秋社が出版する『実況中継シリーズ』は大手予備校などのトップ講師・名物講師の授業をそのまま文字におこしたものです。
これは最高です。
自宅浪人していたわたしはこれを熟読して、予備校にも通わず、偏差値を40あげました。
その前に、高校入学してから一切勉強はしなくなり、高校3年間で偏差値をおよそ40は下げたんですが(笑)
(この頃の話に関するわたしの主張はコラムで詳細に書きました:2017年6月 ガラパコラム

こんな素敵な参考書が安価で書店で手に入るのに、授業に直接参加するのならまだしも、そのビデオを見るだけという最近よくある形態の塾で高額な月謝を払う必要あるのでしょうか?

ちなみに、ガラパゴールにはほぼすべての科目の実況中継シリーズが80冊以上も揃っており、ガラパ生はそれが無料で自由に利用できます。

ガラパゴールにある『実況中継シリーズ』の一覧はこちら

特に、英文法と英語長文と社会(日本史・世界史・地理)の実況中継がおすすめです。
英語が苦手という方は英語文法の実況中継からはじめることをおすすめします。
(英語文法はガラパゴールに上下セットが4セットもあります・笑)

話はそれますが、英文法ばかりに勉強時間を割かないように注意してください。
高校では3年間も無駄に英文法ばかり指導している「過去の指導法」で指導し続けているところもありますが、大学入試における英文法の重要性は年々低くなっています。
新大学入試制度になれば、もっと英文法の重要度は減少します。
英語で重要なのは『単語』と『長文を読むことに慣れて早く読める力』です。

英語の語順のまま、早く読む手法を「英語長文の実況中継」では解説しています。

社会の実況中継は重要なポイント・暗記すべきポイントをわかりやすく解説しています。

数学や化学は旧課程で発行されたものも多いので今はなかなか手に入らないものもありますが、これを熟読することでわからなかったこと、理解できなかったことのほとんどを解決できます。

もちろん、数学、英語、化学、物理、小論文などはわたしが指導する科目ですから、わたしに質問していただければいいのですが、実況中継シリーズという参考書を「熟読する」という作業は、読みながら『自分も考える』ことができるだけでなく、読み書きする機会が激減している今の中高生にとって国語力も身に付けることができる『一石二鳥の参考書』です。


posted by 五十嵐 at 22:00| ガラパゴールのこだわり
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